
その答えを知るために行うのが「不動産査定」ですが、実は査定には机上査定(きじょうさてい)と訪問査定の2種類があります。
この記事では、それぞれの違いや特徴、どう使い分けるべきかを、和歌山の地元密着で営業する新家住宅株式会社がわかりやすく解説します。
机上査定とは、物件の現地確認をせずに、過去の売却事例や土地の公的データなどをもとに算出される査定方法です。
名前の通り、机の上でできる簡易的な評価です。
登記簿、地図、路線価などをもとに算出
建物の現況や内装、周辺環境は考慮されない
インターネットや電話で依頼できる
査定結果が早い(即日~2日程度)
すぐに売却する予定はないが、目安を知りたい
相続や資産整理の一環でとりあえず確認したい
複数社での相見積もりをしたい方
机上査定はあくまで「概算」です。物件の実際の状態や個別性は考慮されていないため、
本当に売れる価格とはズレが生じる可能性がある点にご注意ください。
訪問査定は、担当者が実際に現地に伺い、建物の劣化状況や立地条件、室内の使用状況などを細かくチェックしたうえで行う査定です。
外壁や内装の傷み具合、設備の劣化も評価対象
日当たり、騒音、景観など周辺環境も確認
査定に数日~1週間かかることもある
より現実的な価格がわかる
実際に売却する準備に入りたい方
空き家や古家など、状態の確認が必要な物件
売出価格を慎重に決めたい方
日程の調整や立ち合いが必要なため、手間はかかりますが、その分信頼性の高い価格が算出されます。
ご自身の状況 | 適した査定方法 |
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とりあえず価格を知っておきたいだけ | 机上査定(簡易) |
本格的に売却を考えている・価格を正確に把握したい | 訪問査定 |
相続や離婚などで財産評価が必要 | 訪問査定 |
複数社と比較したい・急ぎで相場を確認したい | 机上査定+訪問査定の併用もOK |